妖怪 ぎしんあん鬼
ケータくんは今日も元気に登校しました。
クラスに入ってクマに話しかけると、クマが言いました。
『なんかよぉ、カンチが変なんだ!』
臆病というか、人のことが気になるというか、疑心暗鬼という状態でした。
カンチの後ろで女子達が笑っているのをみて、カンチはこう思っているのです。
『きっと僕のことを笑ってるんだ。
あいつカッコつけてヘッドホンつけてんじゃね?とか』
確かに変だ!(゜o゜)
そして放課後。
カンチの様子がおかしいので、ケータくんは心配であとをつけました。
そして妖怪ウォッチをカンチに照らすと、そこには妖怪の姿がありました。
この妖怪は、『ぎしんあん鬼』
取りつかれるとなんでも疑わないと気が済まなくなる、めんどくさい妖怪なのです。
友達妖怪を呼び出してカンチから引き離そうと思った時でした。
ぎしんあん鬼がケータくんにとりついたのです。
『友達っていうけど本当にそう思われてるのかな?』
ぎしんあん鬼の巧みな話術で、どんどん不安になるケータくん。
ケータくんはぎしんあん鬼の言葉に耳を貸さないようにして、メラメライオンを呼び出しました。
『メラ~!』
メラメライオンが登場して言いました。
『いつも登場する時に踊らせやがってめんどくせ~な~!
って言ってるよ』
あの一言にこれほどの意味があったのかぁ(゜o゜)
ぎしんあん鬼恐ろしいです。
メラメライオンは違うと言いたげにメラメラしゃべってますが、ケータくんには通じませんでした。
ケータくんはそんなメラメライオンに可哀想な一言を言いました。
『もう帰っていいよ』
ぎしんあん鬼のせいで可哀想です。
横でブーブー文句を言うジバニャンとウィスパー。
ぎしんあん鬼にケータくんから離れるように言うのですが、ぎしんあん鬼はケータくんにさらに吹き込むのでした。
『さぁて、どいつで命を奪ってやろうかな』
『あばよニャン!ケータ!』
いつも側にいる二人は、実はケータくんの命を狙っているんだと・・・・。
ケータくんは自分のことすら疑い出しました。
俺は本当に天野ケータなのか??と。
公園に行くと、クマとカンチがいました。
ケータくんのことを友達だと思ってるか聞いてみることにしました。
クマやカンチの本音を聞き出したいので、バクロ婆を呼び出しました。
クマに取りついたバクロ婆。
ケータくんの質問は、『俺のこと本当に友達だと思ってる?』です。
『は?友達に決まってんだろ』
これは嬉しいですね♪
お次はカンチです。
『なんでそんなこと聞くんだよ~!
友達だろ。これからもずっと!』
友情って素敵ですね(*´∇`*)
二人が本当に友達だと思ってくれてにっこりするケータくん。
ですが、ぎしんあん鬼は次の作戦にでました。
『確かに二人は友達かもしれないけど、フミちゃんはどう思ってんだ?
お前の事、普通でつまらない奴って思ってるんじゃねーの?』
諦めないぎしんあん鬼。
『ねぇフミちゃん。
俺のことどう思う?』
公園のベンチにいたフミちゃんに聞いてみました。
バクロ婆が取りついたフミちゃんの答えは次のページへ!