ジバニャンとエミちゃんの別れ!
ジバニャンの帽子可愛い(*´∇`*)
たくさん遊んで、帰っているところでした。
途中、洋服屋さんのショーウィンドウに飾られた洋服に、エミちゃんは見とれてしまいました。
『きれいな服~!
赤丸。私さ、デザイナーさんになりたいんだぁ~!』
赤丸に自分の夢を語るエミちゃん。
それを聞いたジバニャンは嬉しくなって、エミちゃんから飛び降りて言いました。
『エミちゃんならきっとなれるニャ!
エミちゃんはペット選びのセンスもあるにゃ!!』
もちろんエミちゃんには、『ニャーニャー』言ってるようにしか聞こえませんが、
きっと気持ちは届いてることでしょう。
[ad#1]『おーい!エミ~!!』
交差点の向こう側で、友達の呼ぶ声がします。
エミちゃんは気付いて、手を振り返し、友達の所へ走って行きました。
すると、何かに取りつかれて暴走するトラックが走ってきました!!
異変に気付いたジバニャンが、急いでエミちゃんを追いかけます!!
信号は青。何も知らないエミちゃん。。。
『そうか、そうだったニャン!
全部思い出したニャン!!』
『素早いオレっちが、あの時どうして車なんかに跳ねられたか!!』
トラックはエミちゃんにあと少しの所まで、せまってきていました。
『エミちゃーーーん!!』
ジバニャンが叫びました。
すると、不思議な空間が広がりました。
まるで時間が止まったかのように、ジバニャンの体が動きません。
ジバニャンをタイムスリップさせた謎の2人が現れ、ジバニャンに忠告しました。
『猫よ、早まるでない。
1度ならず2度までも、人間を助けるために身を投げ打つとは・・・』
ジバニャンが妖怪にならないようにするために、過去へ時間を戻してくれた2人。
でも、ジバニャンがエミちゃんを助けないと・・・
ジバニャンの選択は・・・。
『オレっちは・・・』
『お前はずーっと私と一緒にいるんだよ。赤丸。』
思い出すのは、エミちゃんといる楽しい時間。
『絶対に後悔はしないニャ!!
オレっちはエミちゃんが大好きニャー!!』
ジバニャンの叫びで、止まっていた空間にヒビが入り、不思議な空間は崩壊しました。
そして、元の場所に戻ることができたジバニャン。
『エミちゃーーーーん!!』
ジバニャンは必至に飛びました。
ドン。
ジバニャンがエミちゃんの背中を押しました。
そして・・・
トラックはジバニャンにぶつかりました。
エミちゃんが振り返りました。
『赤丸?』
赤丸から抜け出した魂が、ジバニャンを誕生させた瞬間でした。
『もしかして、死んじゃった?』
エミちゃんが消えそうな声で、語りかけました。
自分の横たわる姿をみて、状況を理解しました。
『オレっち、ここで死んだニャン』
ジバニャンの記憶では、この後、エミちゃんに辛いセリフを言われたのでした。
ジバニャンが言われた辛いセリフは次のページへ!