妖怪ひも爺
ケータくんとウィスパーは公園で何かを持ってるフミちゃんを見かけるのでした。

フミちゃんは大きなホットドッグを持っていましたが、
恥ずかしくて後ろに隠してしまいました。
でもバレバレの大きさなので隠しきれず・・・・・
話しを聞くと、フミちゃんは最近お腹が空いてよくコンビニで買ってしまうらしいのです。
そして食べすぎて太ってしまうと・・・・。
そんなフミちゃんの悩みをきいたケータくん。
するとケータくんは言いました。

『ほんとだ、ちょっと太ったね^^』
もうウィスパーは固まるしかありませんでした。。。
フミちゃんも驚きの表情のあと、すぐに怒りの表情に変わり
ケータくんの前から走り去って行ってしまうのでした。

ウィスパーから、女の子には『太ったね!』なんてことを言っちゃあイケないんですよ。
と、教えられるケータくん。これで反省するはず。
だったのですが、

『きっとこれは妖怪のせいだ~~~!!!』
ちょっとなんでもかんでも、妖怪のせいにしないでよ!!(゜ロ゜;)
ってな表情のウィスパー(笑)

でもコンビニの前を妖怪ウォッチで照らすと、いるんですね~。

この妖怪は、『ひも爺』
人間をハラペコにさせて、ついつい買い食いさせてしまう妖怪です。
コンビニに取りついていたようです。。。

ケータくんは、ひも爺にこのコンビニに取りつくのやめてよ!!とお願いするのです。
しかし、ひも爺は『すまんのぉ、その相談は聞けないんじゃ・・・』
何かワケがありそうなひも爺です。
そのワケを聞こうとすると・・・。
『Zzz』
『Zzz』
『Zzz』
『寝たーーーー(゜ロ゜;)!!』

ラチがあかないので、ケータくんは友達妖怪を召喚することにしました。

呼び出したのは、『バクロ婆』
ひも爺に取りついてもらって、その秘密を話させようというのです。

すかさず、ひも爺に取りつきます。

ひも爺がまだ人間だった頃、
大好きなお孫さんと一緒に、よくこのコンビニに来ていたのです。

ぬいぐるみをねだる女の子。
『じーじ、コレほしいなぁ』
『ああ、ママには内緒じゃよ』と。

『じ~じ、だ~い好き~』
大好きな孫と過ごすことは、
とてもしあわせな時間でした。。。
しかし、そんな時間は長くは続かなかったのです。

小学生になる頃から、友達と遊ぶようになり、

次第にひも爺と遊ぶ時間はどんどん少なくなって行きました。

子供がすくすくと育っていくこと、
それが嬉しいような、さみしいような・・・

そうしているうちに、ひも爺にもお迎えの時がやってきたのでした。
『もう一度あの子に会いたい。』
そう強く願うひも爺の心が、妖怪にしてこのコンビニを離れられなくしていました。
しかも、妖怪になった時に記憶の一部を失ったようで、
あの子の顔がおもいだせない状態にあるようです。
でも、きっと本人を目の前にすれば、あの子だってわかる気がして、
それでコンビニの前を通る人をハラペコにして引き寄せていたんですね。
・・・
そうだとしても、関係ない人を巻き込むのはよくないことだと思うケータくん。
しかし、ひも爺の思いを知ってしまい、すごい言いづらくなっています。。。
するとウィスパーが言いました。
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