妖怪 やきモチ
クラスの女の子がケータくんに言いました。
日直だから、プリンと運ぶの手伝ってと。
なんでもない会話なのですが・・・。
『ケータくん。今さとこちゃんと楽しそうに話してたよね?』
フミちゃんわかりやすい(^∇^)アハハハハ!
いじらしい乙女のやきもちでしょうか。
ちょっぴりいつもと様子が違うフミちゃん。
『ケータくん。ミカちゃんの方が多かったぁ。
ケータくん、私よりミカちゃんの方が大事なんだ!?』
給食のおかずをよそる量が、フミちゃんよりミカちゃんの方が多かったようです。
それが愛情の大きさと勘違いしているフミちゃん♪
『ふーーん!!!』
フミちゃん、すねちゃいました!(笑)
放課後、いつものようにクマやカンチと帰ろうとするケータくん。
まちぶせ中のフミちゃん。
『ケータくん、どうしていつもクマくんやカンチくんと帰っちゃうの?
私のことはほったらかしなんだ?』
今日のフミちゃんはとっても積極的な感じです。
怒ったようでも壁に隠れてケータくんを見ているフミちゃん。
そこにウィスパーが現れて、ケータくんに言いました。
『今日のフミちゃん、どこか様子がおかしくありませんでしたか??』
メロメロにとろけてるケータくんに確信的に聞いてみるウィスパー!!
『これはやはり妖怪のせいなのでは??』
もう分かって聞いてる顔ですね(^∇^)アハハハハ!
『えー?人にやきもちを妬かせる妖怪なんているわけないし~♪』
いつもと立場が逆ですね(*´∇`*)
何やらフミちゃんから怪しいオーラが漂ってます。
そのことを指摘するウィスパー。
『とりついてないし!!フミちゃんの横になんかいるっぽいのなんて全然見えないし!!』
そう言って走り去って行きました。。。
現実逃避するケータくんにひいちゃってるジバニャンとウィスパー。
夜になり、ケータくんの家のチャイムが鳴りました。
ケータくんが出てみると・・・。
そこにはフミちゃんが立っていたのでした!!
フミちゃんは、これからケータくんと一緒に住む!と言いだして、荷物をまとめてやってきました!!
同棲!?(゜゜;)
予想外の展開過ぎて、驚き過ぎてしまうケータくん。
これはもう現実を受け止めるしかありませんでした。。。
フミちゃんを外に連れ出し、妖怪ウォッチで照らしてみると、やはり妖怪の姿がありました。
この妖怪は、『やきモチ』
やきもちを妬かせてしまう妖怪なのです♪
『ケータ!ここはオレっちに任せるニャン!!』
ジバニャン必殺のひゃくれつ肉球で、フミちゃんからやきモチを引き離します!!
『私、何してるんだろう??
帰らなきゃ!!』
我に返ったフミちゃんは、荷物を持って帰って行ってしまいました。
『くっそぉ~!!!!!』
現実を受け止めたケータくんに拍手したいです(^∇^)アハハハハ!
フミちゃんが自分にやきもちなんて、どうせ妖怪のせいでしょうと本当はわかってたケータくん!(笑)
『やい!妖怪やきモチ!!
よくも人の心をもてあそんでくれたな!
ゆるさないぞ!!』
ケータくんは怒りました!!
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